異世代交流「絆プロジェクト」は、中・高校生や大学生が小学校などを訪問し、児童への学習支援やふれあい活動を行い、非行防止・被害防止につなげていこうと、一昨年から田名地区で実施されたもので、昨年からは淵野辺地区でも行っています。
この活動は、県警察本部少年相談・保護センター相模原方面事務所と相模原警察署が、日頃の少年との面談や相談状況から、基礎学力やコミュニケーション能力の不足が非行の要因の一つと考え、地域全体の規範意識や子どもを見守る機運を醸成する取り組みの必要性を感じ、地域や関係機関と連携して実施しているものです。
8月1日(木)は、淵野辺小学校内の「淵野辺児童クラブ」に麻布大学附属渕野辺高等学校の生徒が訪れ、児童クラブを利用していた約40人の子ども達が、渕野辺高校の生徒と大学生少年サポーターから宿題タイムにアドバイスを受けたり、高校生が作成した紙芝居を見て「いじめ」について意見を述べたりしました。その後、交流タイムには屋外では鬼ごっこ、室内ではオセロゲームやブロック等で一緒に遊びました。最後は全員によるフルーツバスケット・ゲームで盛り上がり、楽しい時間を過ごしました。
高校生の引率の寺内教諭からは「昨年、警察から学校に話があった際は、演劇部が“非行防止教室”を行いました。今年は地域社会に貢献したいということで、ボランティア部と生徒会役員の生徒が中心となり参加しています。普段は募金活動や盲導犬のボランティアなどを行っていますが、生徒の中には保育士を目指している者もおりますので、夏休みに入ってからオリジナルの紙芝居を作成したり、いろいろ考えてくれました。」と、お話を伺いました。2日(金)には柔道部員も参加しての活動になるそうです。
また、田名地区では、7月25・26・29・30日、8月1日の5日間、田名中学校と県立相模田名高等学校の生徒が、田名北児童クラブと田名子どもセンターを訪問し、淵野辺児童クラブと同様に、ふれあい活動や“宿題お助け隊”の活動を行いました。