毎年、安全・安心まちづくり旬間中に開催されている相模原防犯協会と相模原警察署主催の「安全・安心のまち相模原 防犯のつどい」ですが、今年は小山小学校において“ピーガル・キッズサイバースクール”と“災害救助犬訓練の実演”が行われました。
10月17日(木曜日)午前、小山小学校の3・4年生約200名と、相模原防犯協会、相模原防犯指導員連絡協議会、女性防犯連絡会、清新地区・小山地区の自治会連合会、保護者の方など約50名の皆さんの参加により開催されました。
ピーガル・キッズサイバースクール
県警のシンボル・マスコット「ピーガルくん」を冠した子ども向けのインターネット教室で、講師の県警察本部サイバー対策課の職員が、最初に挙手で児童に利用状況を尋ねたところ、“パソコンを使ったことがある”“パソコンのゲームをやったことがある”は、ほぼ全員、“インターネットにつながっているゲームサイトを利用している”“スマホを持っている”は約3分の2という結果で、子どものネット利用率の高さに講師も参加していた大人の皆さんも驚いていました。
そしてDVDの画面を見て、オンラインゲームに関する問題について皆で考えながら、サイバー犯罪の被害に遭わないための注意点を学びました。「IDとパスワードはコンピュータの世界では身分証明書にあたるので他人には教えないこと。」「人のIDなどを勝手に使うことは“不正アクセス禁止法”という法律で犯罪になり、逮捕された高校生もいること。」「コミュニティサイト(人と話をするサイト)を悪用する人もいるため、ネットの友達とは直接会わないこと。」「ネットを利用する時は“考える力・がまんする力・思いやる力・悲しませない力”の4つの大切な力を持ってほしい。」というお話でした。
参加した児童の皆さんには、『かながわサイバーキッズ隊隊員証』とインターネットゲームのキャラクターが描かれた防犯チラシがプレゼントされました。
□隊員の心得(PDF)
□大切な4つの力(PDF)
□配布されたチラシは県警察のホームページ「サイバー犯罪等広報啓発用資料」からダウンロードできます。
県警察のホームページ「サイバー犯罪等広報啓発用資料」(外部リンク)
□詳しくは、県警察ホームページ「ピーガル・キッズサイバースクール」をご覧ください。
県警察ホームページ「ピーガル・キッズサイバースクール」(外部リンク)
災害救助犬による服従訓練及び捜索訓練の実演
続いて校庭に移動すると、あらかじめ色々な障害物が置かれている中、県警察本部危機管理対策課から嘱託を受けている団体の1つの「RDTA(Rescue Dog Trainer’s Association・救助犬訓練士協会)」の皆さんと一緒に、3頭の災害救助犬がお目見えしました。
災害救助犬は、土砂崩れや家屋倒壊などの災害現場などで、空気中の浮遊臭から人のにおいを嗅ぎ分けることができ、見つけた人が褒めてくれて遊んでもらえると思って、一生懸命捜索作業をするそうです。災害救助犬が捜索が出来るようになるためには、捜索隊員の指示を理解し行動できるようにする服従訓練や、もともと犬には高所恐怖症の性質があるため、高いところや暗いところへも臆せず行けるように、専門のハンドラー(訓練士)による訓練を積む必要があるそうです。
この日は、ハンドラーが離れたところから声を掛けて歩いたり止まったりする命令を出す訓練や、高さのあるはしご状の道を歩く訓練、細長いトンネル状の筒に入り通り抜ける訓練、そして建物に見立てた箱の中に隠れている人を探し当て、吠えて知らせる訓練などの様子が披露されました。それぞれの訓練が成功するたび、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。
訓練終了後、ハンドラーから「それぞれの犬を撫でてあげてください。」と言われ、児童の皆さんが順番に触っていました。大勢の子ども達に囲まれても、ゆったりと座っている様子は、3頭とも“人間が好き、好奇心旺盛、遊ぶのも好き”という災害救助犬の素質たっぷりでした。
防犯のつどいの様子(PDF)