相模原市では、市総合計画の基本構想で描く将来像を実現するために、(仮称)相模原市行財政構造改革プラン<以下、改革プラン>を策定し、行財政運営の構造改革に取り組みます。
■(仮称)相模原市行財政構造改革プランって何?
歳入の規模に応じて、行財政運営の構造を抜本的に見直し、今後、人口減少が進む中においても、たくましい市政運営を行っていくための指針となるものです。
■なぜ改革が必要なの?
1.このままだと、毎年度、多額の歳出超過が発生
令和2年度から9年度の長期財政収支を仮試算したところ、毎年度、多額の歳出超過が発生し、8年間の累計額は約768億円に達する見込みです。
※行政の責務として必ず実施しなければならない事業を除き、現在の行政サービスを拡充せず、新規事業の実施も行わない場合の推計の内訳
長期財政収支 令和2年 -60(億円)
長期財政収支 令和3年 -76(億円)
長期財政収支 令和4年 -88(億円)
長期財政収支 令和5年 -122(億円)
長期財政収支 令和6年 -75(億円)
長期財政収支 令和7年 -100(億円)
長期財政収支 令和8年 -113(億円)
長期財政収支 令和9年 -134(億円)
長期財政収支 8年間累計 -768(億円)
2.人口減少社会では、大幅な市税の増収が望めない
市の人口は、20年後には約5万人減少すると推計しています。
市の市税収入は市民の皆さんが納めている個人市民税の割合が全体の約45%と高く、人口が減少する中では大幅な増収が見込めません。
3.新たな行政課題や不測の事態に対応できなくなる恐れも
今後、市税の大幅な増収が見込めない中、老朽化する公共施設が一斉に改修・更新(建替え)時期を迎えるなど、多額の経費が必要となります。このままでは、新しい事業にお金が使えないだけではなく、不測の事態が生じた際などに対応ができなくなる恐れがあります。
4.限りある財源の使い方などを、今から考える必要がある!
これまでと同様の行財政運営を続けた場合、いずれは行政として必ず提供しなければならないサービスを続けることが難しくなります。市の将来像である「潤いと活力に満ち 笑顔と希望があふれるまち さがみはら」の実現に向け、本当に必要な行政サービスに財源などを集中し、本市の個性を生かした施策を進めていく必要があります。
■どんな流れで改革プランを策定するの?
改革プラン案の作成の流れ
・1月31日まで市民の皆さんからの意見募集
市経営評価委員会にて報告や助言の実施
意見は、市の行財政構造改革本部へ
・4月にパブリックコメントの実施
・6月下旬 改革プラン策定
◎改革プランの策定に当たり、市民の皆さんからの意見を募集しています
募集内容
●今後継続してほしい事業
●見直すべき事業
●民間・地域との協働
などに関するご意見・ご提案
募集期限⇒1月31日<必着>、郵送かFAX・メールに、氏名と意見・提案内容を書いて提出
行財政構造改革本部事務局(企画政策課内)〒252-5277 中央区中央2-11-15 FAX042-754-2280(1/18修正しました)
メールkouzoukaikaku@city.sagamihara.kanagawa.jp
※氏名の記入がない意見は受理できない場合があります。ご意見などに対して、個別での回答はしていません。
※書面の様式は問いませんが、参考様式を各まちづくりセンター(城山・橋本・本庁地域・大野南を除く)・出張所・公民館(沢井を除く)・図書館、市立公文書館で配布しています。市HPからも提出できます。
率直な意見をお寄せください