ブドウ詰まらせ4歳児死亡 東京の幼稚園で給食中
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f848f309172f6fdcb22828c71949619223ee78e
同じような痛ましい事故が起きないように、覚えておいて欲しいこと。
・「見守って」ても詰まる時は喉に詰まる
・詰まった時に正しく対応するのは難しい
・正しく対応しても死ぬ時は死ぬ
・低酸素脳症の後遺症も残る
・「よく噛んで」は通用しない
・大丈夫なのは運が良いだけ
・ブドウは切って
また、以下は「教えてドクター」の坂本先生のコメント
食べ物で窒息死に至ることは珍しくなく、消費者庁は14歳以下の窒息死の17%が食べ物と報告しています。
小児が窒息しやすいものはマシュマロ、ゼリー、団子、ミニトマト、リンゴ、ブドウ、豆類(ピーナッツや枝豆)、パン類(ホットドッグ等)です。
年齢も大きな要素で、日本小児科学会では5歳未満のリスクが高いとしています。ちなみに横に保護者が付き添っていても起きます。
「目を離さない」「気をつけて」だけでは防げません。
まずはリスクがある食べ物を知り、5歳未満では避けるか、食べさせるときには例えばブドウなどは1/4以下の大きさに切って与えてください。
院外で窒息した場合、呼吸が止まっただけであれば蘇生率は50%を超えますが、心肺停止の場合の蘇生率は非常に低くなるため、心停止に陥る前に詰まった食べ物を除去しなくてはいけません。
ハイムリッヒ法や背部叩打法など適切な応急処置を行えるようにしておくことも大切です。