相模原で、気軽に能を楽しめることをご存じでしたか。
「能って難しそう」と思う人にも楽しめる「能の楽しみ方」をご紹介します。
この機会に、相模原で「日本古来の舞台芸術」に触れてみませんか。

《そもそも能とは?》
能は、歌と舞を組み合わせて表現される劇(歌舞劇)
古くは奈良時代に中国から渡来した「散楽(曲芸や奇術)」から発展した「猿楽(さるがく)」と呼ばれていました。

☆こんなところが特徴!
・「能面」をかけて(着けて)演じることが多い
・主人公は神様や幽霊などが多い
・過去の悩みや恨みなど、人間の深層心理を語って成仏する話が多い

《同じ「猿楽」から派生した「狂言」》
能と一緒に演じられることの多い「狂言」能と狂言は元々「猿楽」と呼ばれる一つの芸能でした。

☆こんなところが特徴!
・「能面」はかけず(着けず)、素顔で演じることが多い(鬼などの役は面をかける)
・主人公は生きている人が多い
・せりふを主体とする一般的な演劇に近い
・中世の庶民の姿を描いた喜劇が多い

《市内在住の能楽師・松山先生直伝!能の楽しみ方》
松山先生流の楽しみ方を紹介します。このほかにも衣装や音楽など、さまざまな魅力が詰まった能。ぜひ実際に生の舞台で体験してみてください。
■其の一 せりふは分からなくてOK 雰囲気を楽しむ
■其の二 すり足でゆっくりと舞う 能楽師の動きに注目
■其の三 多彩な表情の能面で人物の心情を想像する

※詳しいくことは、広報さがみはら1/15号をご覧ください。

〇能楽資料館
所在地⇒南区相模大野2-17-7
松山先生の自宅に併設された能舞台とさまざまな能面を一般公開。
解説も付いており、第一線で活躍する能楽師に能について直接話が聞けるのもこの場所ならではの楽しみ方です。

〇能教室・気体運動教室
能に関する解説と併せて、実際に舞台で歩くなど能の動きを体験できる教室も開催。
複数回の教室参加で市内などで開催される公演への招待と能舞台の体験付き。見るだけでない能の楽しさを体験しませんか。
※日時は応相談。1回1時間程度、複数人同時受講可