熱中症とは、高温多湿の環境に体が適応できないことで起こるさまざまな症状の総称です。
この夏は、これまでとは異なる「新しい生活様式」の生活環境になります。
これまで以上に熱中症に注意しましょう。
【こんな症状に注意】
〇めまい
〇倦怠(けんたい)感
〇頭痛
〇吐き気
ほかにも・・・
〇汗が止まらないか全く出ない
〇体温が高い
〇呼び掛けに反応しない
〇筋肉痛や足がつる など
【熱中症になりやすい人】
乳幼児、高齢者、肥満の人、体調の悪い人(発熱・下痢・二日酔いなど)、寝不足や疲れている人
乳幼児や高齢者は特に注意が必要です。周囲の人が声掛けをするなど、気を配りましょう。
【症状が出た時は】
✔意識がない場合
〇救急車を呼ぶ
〇応急処置をする
✔意識がある場合
応急処置
〇涼しい場所へ避難
〇服を緩めて体を冷やす
〇水分・塩分の補給
症状が回復しない場合は、医療機関を受診
※軽い風邪症状が続く場合や、息苦しさ、強いだるさ、高熱などの症状がある場合は、新型コロナウイルス感染症の可能性もあります。
症状が続く場合は
帰国者・接触者相談センター 042-769-9237(24時間対応)
電話での相談が難しい場合は、FAX042-750-3066
■体感温度を下げる工夫を
体感温度とは、人が感じる暑さや寒さの度合いです。気温だけでなく、次の条件でも変わります。
〇湿度 〇風 〇日差し 〇路面などから放出される熱 〇着衣 〇代謝
屋外で体感温度を下げる工夫をして、夏を乗り切りましょう。
■街なかは体感温度が高くなる!
真夏の強い日差しやアスファルトなどの路面や建物の壁面から放出される熱によって、30℃程度の気温でも、体感温度は40℃近くになることがあり、風通しの悪い場所ではさらに高く感じます。
日傘を使う
〇日差しを遮る
〇体感温度を下げ、汗の量も軽減!
遮光性の高いものを選ぶと効果的
男性も積極的に日傘を活用しましょう
空気・体を冷やす
〇ミストを吹きかける
〇送風ファンで風を当てる
打ち水をする
〇路面の温度が低くなる
〇体感温度が下がる効果が!
朝や夕方、日陰の路面が効果的
お風呂の水や雨水を使って
【熱中症の危険があるとき アラート(警報)が発令されます】
7月から、新たな情報発信である「熱中症警戒アラート」が、関東甲信地方で先行的に実施されます。
熱中症への警戒を呼び掛けるレベルとして、「暑さ指数」が採用されます。
熱中症警戒アラートが発令されたら…熱中症予防のための行動を早めにとりましょう。
■なぜ気温じゃないの?
今までは、最高気温が35℃以上の予測で「高温注意情報」が発令されていましたが、同じ気温でも湿度が高い場所では、熱中症になる人が多くなるため、暑さ指数が採用されるようになりました。
■暑さ指数とは ・気温 ・湿度 ・熱環境(地面や建物・体から出る熱)を基にして算出した指数です。
暑さ指数(WBGT)=1(気温の効果):7(湿気の効果):2(熱環境の効果)
指数の算出に湿度が7割を占めているのが特徴です。気温と同じ単位(度・℃)を使用しますが、気温とは異なるものです。
◎「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
暑さを避ける工夫を
●エアコン・扇風機を上手に使う
※感染症予防のため、小まめな換気をしましょう。
●外出は無理をしない
小まめに水分 ほどよく塩分
●喉が渇く前に水分補給を
●大量の汗をかいたら、塩分も忘れずに
日頃から健康管理を
●体温測定、健康チェック
●体調が悪いときは無理せず自宅で療養を
暑さに備えた体づくりを
●十分な栄養や良質な睡眠を心掛ける
●無理のない範囲で、適度な運動を
マスク着用にはメリハリを
●屋外で人と十分な距離(2メートル以上)が保てる場合は、小まめにマスクを外す
●強い負荷がかかる作業や運動は避ける
マスクの着用時は特に注意を!
市の職員も、屋外でのごみ収集や公園での作業などをする場合で十分な距離を確保できるときは、熱中症のリスクを考慮して、マスクを外すことがあります。
問い合わせ⇒予防の記事について 健康増進課 042-769-8274
体感温度の記事について 環境政策課 042-769-8240