令和7年までに、高齢者の5人に1人が認知症になるといわれています(国内推計)
認知症は、若いうちに発症する場合もあり、多くの人に身近なものとなっています。
自分や家族、大切な人が認知症になっても暮らしやすいまちについて、みんなで考えてみませんか。
『みんながともに暮らせるまちって?』
問い合わせ⇒在宅医療・介護連携支援センター 042-769-9250
■まずは認知症を知ることからはじめよう
認知症の人が希望を持って暮らすことができるよう、今年6月14日に認知症基本法が成立しました。
この機会に認知症について考えてみませんか。
《9月21日は世界アルツハイマーデー》
アルツハイマー病に関する国際会議(1994年)の初日となった日を制定。
認知症の人や家族への助けとなるよう、認識を高めることを目的としています。
《認知症基本法とは》
正式名称は「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」
認知症に関する理念や方針を定めた法律で、共生社会の実現を推進するため、国・地方自治体などが一体となって認知症施策に取り組むことが示されています。
《認知症ってどんなもの?》
脳の障害などで認知機能(記憶力や判断力など)が低下し、約6カ月以上、日常生活に支障をきたしている状態です。
また、若いうち(65歳未満)に発症する「若年性認知症」もあり、本人や家族への負担が大きいといわれています。
■「老化による物忘れ」と「認知症」
老化による物忘れと認知症は違います。
例えば…
「夕食に何を食べたか忘れた」は、老化による物忘れ
「夕食を食べたことを忘れた」は、認知症
■認知症の人への接し方
自分だったらどうしてほしいかを考えながら、4つの「ない」を意識して接しましょう。
驚かせない
急がせない
自尊心を傷つけない
否定しない
■相談したいときやもっと知りたいときはどうすればいいの?
市内には、さまざまな相談や仲間づくりなどができる「場」があります。各所にある窓口や気軽に参加できるイベントなどを紹介します。
〇いつでも相談できる場
認知症の人やその家族などが、介護や日常生活について相談できる窓口です。
●地域包括支援センター
市内29カ所。認知症をはじめ、保健・福祉・介護などに関するさまざまな相談ができます。
●市認知症疾患医療センター
市内2カ所(中央・南区)の病院内に、認知症医療提供体制の拠点として設置した専門医療相談窓口。早期発見や日常生活についての相談ができます。
〇心地よく過ごせる場
●認知症カフェ
認知症の人やその家族、地域の人が交流し、社会とのつながりをつくる場です。
〇認知症についてよく知る場
●認知症サポーター養成講座
認知症に対する正しい知識と理解を深める講座です。
●キャラバン・メイト養成研修
認知症サポーター養成講座の講師となり、認知症の講座を開催できるようにする研修です。
〇市のアルツハイマーデーイベント
●オレンジライトアップ
期間⇒9月15日(金)~25日(月)18:00~20:00
会場⇒総合相模更生病院(中央区小山)
●パネル展示
9月4日(月)~15日(金) 市役所本館
9月6日(水)~29日(金) あじさい会館
●映画上映『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』
日時⇒9月16日(土)13:30~
会場⇒あじさい会館
●RUN伴+(らんともぷらす)さがみはら
日時⇒9月23日(祝)8:00~16:00
会場⇒県立相模原公園(ゴール地点)
●認知症講演会「元気に生きる秘訣」
日時⇒9月28日(木)14:00~16:00
会場⇒緑区合同庁舎