子どもという「木」を支える「根」のように、子どもを自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解を持って成長をサポートする人が「里親」です。
子どもたち一人ひとりにサポートが届くよう、さがみはら全体にこの「根」が広がることが求められています。
子どもたちのためにできることを考えてみませんか。
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/1026602/kosodate/1026604/1018656/1006695.html

◎里親制度を知っていますか?
里親制度とは
さまざまな事情で家族と離れて暮らす18歳までの子どもを、児童福祉法に基づき、里親家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解を持って養育する制度です。
子どものための制度です

◎どうして里親が必要なの?
子どもたちの心のケアと健やかな成長には、温かい愛情と自分が愛されていると実感できる環境が大切です。
里親家庭では特定の大人(里親)が子どもを育てるので愛着関係が築きやすく、子どもの健やかな育ちにつながるといわれています。
※何らかの理由で家族と離れて暮らす子どもたちは市内に約190人で、そのうち里親家庭などで暮らしている子どもたちは54人です(8月末現在)

☆里親の種類
●養育里親
事情により家族と暮らせない子どもを一定期間、家庭に迎え入れて養育する
●専門里親
虐待で心身に影響を受けた子ども、非行や障害がある子どもなどを養育する(養育里親の認定が必要)
●親族里親
子どもを養育する人が死亡や行方不明などになった場合、扶養親族者等の親族などが養育する
●養子縁組里親
養子縁組によって親になることを希望する(市では養育里親との重複登録が必要)

☆養育里親にもいろいろな活動があります
●短期里親
施設で生活する子どもに、家庭体験の機会を提供。週末や夏休みなどに月1回程度、同じ子どもと何年にもわたり交流します。
●長期委託
数カ月から数年にわたり、生活を共にします。
●一時保護
数日から2カ月程度、里親宅で生活します。

☆広がっています「里親の根」
養育里親の登録数(各年度末時点)
平成30年度55組→令和4年度91組
おかげさまで広がっています

市の養育里親の登録数は、平成30年度に比べて、1.66倍に増えています。
一方で、国は里親等委託率を大幅に上げるため、各年齢の区分に応じた目標(50から75%)を定めていますが、本市ではまだまだ里親が足りないのが現状です。

☆地域で子どもを育てる
一時的に親元で暮らせなくなった子どもの場合、近所に里親がいれば慣れ親しんだ地域を離れずに、学校に通い続けることができます。
子どもにとって大きなストレスになる環境変化を小さくし、不安を抱えた子どもが「家庭」という環境の中で生活できるよう、私たちの地域に里親が必要です。

◆もっと知りたい人はこちら
申込⇒締切まで、メールに、住所、参加者全員の氏名(ふりがな)、電話番号、「希望する催し名」を書いて申し込み
市里親養育包括支援センターふうせんかずら メールminami-satooya@chusinkai.jp 

1.里親制度説明会
日時⇒令和6年1月21日(日)14:00~16:00
会場⇒ユニコムプラザさがみはら
定員⇒30人<申込順>
締切⇒6年1月18日

2.里親体験談
日時⇒6年3月2日(土)10:00~12:00
会場⇒相模原教育会館(中央区富士見)
定員⇒30人<申込順>
締切⇒6年2月29日

◎あなたも里親になりませんか
子どもたちが、できるだけ地域の中で家庭生活を送れるように、里親になってくれる人を求めています。

◎社会全体で子どもを育てよう!里親を支えるサポーターを紹介

●市里親養育包括支援センター ふうせんかずら
昨年10月に、市から委託された里親支援の専門機関です。
里親制度の普及啓発や里親の新規開拓に向けた活動、研修などの実施、子どもと里親家庭のマッチング、里親養育に関する支援をしています。
https://www.fusenkazura.chusinkai.net/

●さがみの里親会
市内の里親の集まりです。初めて里親になる期待と不安の中で、里親同士がつながることのできる会の存在は大きく、「ちびっこ会」や「おしゃべりサロン」などさまざまな集まりを通して子育ての喜びや悩みを話し合っています。

●児童相談所
子どもに関するさまざまな相談に応じるとともに、相談内容の問題解決に必要な援助をする専門的な機関です。相談には、児童相談員、児童福祉司、児童心理司などの専門の職員が応じます。
相談の中には、児童虐待の相談もあります。児童相談所は、子育てに悩む保護者を支援し、児童虐待防止の対応をしていますが、家庭で育てることが難しい状況になった場合には、子どもを里親などに措置委託や一時保護をします。また、関係機関とともに、里親を増やし、里親を支援する役割も担っています。