【COPDってどんな病気?】
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、息切れや咳が長く続く肺の病気です。喫煙習慣のある中高年に発症することが多く、日本には約22万人の患者がいます。
たばこなどの有害物質で肺に炎症が起きて組織が壊れ、元に戻りません。初めは無症状でゆっくり進行し、悪化すると命に関わる病気なので、早期発見・治療が重要です。
当てはまったらCOPDかも?早めに医療機関を受診しよう
●40歳以上である
●たばこを長期間吸っている(吸っていた)
●咳やたんが続いている
●階段や坂道などで息切れしやすい
予防も治療も、まずは禁煙から
禁煙のサポートには次の方法があります。
●市販のニコチンパッチやニコチンガムを使う
薬局で薬剤師に相談し、購入できます。
●医療機関で禁煙治療を受ける
禁煙治療に健康保険が適用される医療機関の情報を、市HPに掲載しています。
●市の「禁煙チャレンジ」に申し込む
各保健センターの保健師が禁煙をサポートします。
問い合わせ⇒健康増進課 042-769-8055
『させない・しない 受動喫煙』
九都県市受動喫煙防止対策共同キャンペーン
他人が吸っているたばこの煙を吸ってしまう受動喫煙は、たばこを吸わない人の健康にも悪影響を及ぼします。
受動喫煙は病気の危険が高まる
脳卒中や虚血性心疾患、肺がん、乳幼児突然死症候群(SIDS)などのリスクが高まります。受動喫煙での年間死亡者数は、約1万5,000人といわれ、深刻な問題です。
間違えやすい受動喫煙防止対策
次の方法では、受動喫煙を防げません。
×換気扇の下で吸う
換気扇では、たばこの有害物質は除去できません。
×空気清浄機を使う
たばこの粒子成分(ニコチンやタール)は除去できても、ガス成分(発がん性物質など)までは除去できません。
×加熱式たばこを吸う
紙巻きたばこと同様に有害物質が多く含まれます。
×ベランダで吸う
近隣の家にたばこの煙が流れ、周囲の人に受動喫煙をさせてしまうことがあります。
取り組む受動喫煙対策
望まない受動喫煙をなくすため、たとえばこんな配慮を
★車内に子どもや非喫煙者がいるとき、人が集まりやすい場所では吸わない
★子どもや患者など、特に配慮が必要な人が集まる場所の近くでは吸わない