子どもたちの食生活を改善するため、昭和29年に成立した学校給食法。
相模原市ではその2年後から、安全でおいしい学校給食で子どもたちの健康を支えています。
現在の給食は成長期に必要な食事の提供はもちろん、より食育を重視して食への理解や楽しみを学べるように工夫しています。

栄養バランスに優れた学校給食は、徹底した衛生管理の下、安全・安心な食材を使って丁寧に作られています。
給食には「子どもたちにおいしいものを届けたい!」という多くの人々の温かな思いがいっぱいに詰まっています。

◆学校給食の実施方式
本市では、原則、年間185回給食を提供しています。本市独自の基準となる献立を基に、各学校等で特色を生かしたメニューを栄養士などが作成しています。

●単独調理場方式…小学校55校〈親子方式(近くの学校から配送)1校を含む〉で実施
学校の敷地内にある給食室で給食を調理しています。

●共同調理場方式…小学校14校、中学校4校、義務教育学校2校で実施
学校給食センター(上溝・城山・津久井)で調理した給食を、専用の食缶で対象校へ配送しています。

●選択制デリバリー方式…中学校30校で実施
民間調理場で調理された給食をランチボックスで対象校へ配送しています。

★令和8年12月 全員喫食に
全ての中学生に給食を提供するため、新しい学校給食センターを整備しています。

◆給食へのこだわり
●栄養
朝、新鮮な野菜や肉・魚などが届けられる
地場産野菜を使用
「地域の子どもに安心しておいしい野菜を食べてほしいです」

●知ってる?
主食とおかずの量
成長に合わせて量を変えています。
5・6年生は1・2年生の約1.4倍

●安全
身だしなみはもちろん、食材一つひとつの安全性をしっかりチェック
表面温度を測り納品中の管理状況を確認

●おいしさ
心を込めた手作り
大釜で約450人分のスープ作り
みんなの大好きなコロッケも一から手作り

●校長先生の「検食」
「異物や異臭が無いかを確認するため、子どもたちが食べる前にチェックをしています」

●おいしく安全に届く工夫
出来上がった給食は、適切な温度管理の下配送しています。

●食育
給食を通じてマナーや食べることの大切さを学ぶ
みんなで手を合わせて「いただきます!」

●イベント給食・郷土料理
季節・行事に合わせたイベント給食や郷土料理を取り入れています。

《給食人気メニューの紹介!》
パリパリサラダ、洋風かきたま汁
市ホームページにさまざまなレシピをカテゴリ別に掲載。
パリパリサラダは「野菜」、洋風かきたま汁は「卵」から
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/1026602/kyouiku/1026614/1019999/index.html

●SDGsへの取り組み
・牛乳パックの資源化
飲み終わった牛乳パックを洗って、トイレットペーパーにリサイクルしています。
・食品ロスの削減
調理くずや児童の食べ残しの一部を家畜用飼料にリサイクルしています。

◆保護者の皆さんへ
●アレルギーにも配慮
食物アレルギーのある子どもに必要な対応は一人ひとり異なります。事故を防ぐためには学校と保護者との連携が不可欠です。
本市では入学時に面談を実施し、子どものアレルギーについて情報を共有しています。

●保護者向け給食試食会
子どもが実際にどんなものを食べているかを知ってもらうため、小学校に入学した児童の保護者向けに試食会を実施しています。
実施時期など詳しくは、各学校・PTAからのお知らせを確認してください。

《11/28のタウンニュースの記事》物価高騰で給食費圧迫
補正予算に9千万円超
https://www.townnews.co.jp/0301/2024/11/28/761489.html