今日は東日本大震災復興支援給食が登場します。献立は、わかめごはん(アルファ化米)、ミックスフライ(ホタテ・いか)、青菜ともやしの和え物、炒り鶏、こづゆ、りんご缶、牛乳です。今日の給食は、食べることで東北地方や処理水で風評被害を受けた水産業を応援したい、防災について改めて考えてほしいという想いを込めて考えました。
今日のホタテフライは、処理水で風評被害を受けている北海道産ホタテを使います。調理師さんがひとつひとつ衣をつけて揚げた手作りです。東北地方産の鶏肉を使った「炒り鶏」や、りんご、福島県の郷土料理「こづゆ」と一緒に、よく味わってほしいと思います。
また、今日のわかめごはんは、アルファ化米を使って作りました。アルファ化米は、一度炊いたごはんを急速に脱水・乾燥させたお米で、火を使わずに炊くこともできます。非常時の食料として備えておくものなので、防災訓練等で食べたことのある人もいるかと思います。今日は、相模原市の災害用備蓄倉庫に備えられていたアルファ化米を使っています。賞味期限が近くなったものを、給食用に提供していただきました。いつも以上に食べ物に感謝して食べてほしいです。
3月11日の給食は「がんばれ東北!復興支援給食」ということで、大野北中学校・2年生の教室にお伺いしました。
給食の感想を聞いてみると、「給食で初めてホタテを食べたけど、不思議な食感がしておいしかった」「いかフライがやわらかくておいしかった」「今日の給食はどれも優しい味がした」など、とても好評でした。災害用のアルファ化米も、多少やわらかい印象だったようですが、これを災害が起こった時は食べるかもしれないよ、と話すと、「これなら全然平気!」と頷いていました。
給食終了時にそっとランチボックスを除くと、きれいに残さず食べられているものが多く、とてもうれしかったです。
今日の給食以外も、「いつもおいしいよ」「今後も給食よろしくお願いします!」といったすてきな言葉をたくさん聞くことができ、明るく礼儀正しい2年生の皆さんでした。