昨日の「生きもの大好きミニサロン」は生物分野の博物館実習生ががんばって企画から進行までこなしてくれました。たどたどしい部分もあって内心ヒヤヒヤしながら見ていたのですが、今回、すばらしい想定外がひとつありました。
樹林地を歩く参加者のみなさんの写真です。
一番うしろの白いシャツの方は、御年90歳!
申し込み制ではないので毎回ちゃんと確認したことはないのですが、昨年度までの「博物館のまわりのミニ観察会」も含めて最高齢の参加者のはずです。
今回の参加者の最年少はこちらのお嬢ちゃん、3歳です(ご本人から直接ききました)。なんと年齢差87歳の観察会!
室内ではイスをご用意させていただきましたが、森への行き帰りもかくしゃくと歩いておられていました。
そして、こんな写真も撮れました。最高齢の方も、ほかの参加者のみなさんも実習生も、本当に楽しそう。自然観察は世代を超えて楽しめるということを再確認しました。
想定外のことがそのまま楽しさにつながるのが、こうした観察会のよいところです。短い時間の観察会でも準備などいろいろ大変なのですが、上の写真のような瞬間、「やっててよかった!」と心から感じます。
(生物担当学芸員 秋山)