1月6日、県内のボランティア団体から博物館へ講師の依頼があった観察会の下見のため、市内緑区の相模川の河原へ行きました。
観察会の主題が野鳥の観察なので、河原の中の歩くコースや、特に太陽の位置関係に気を配って下見をします。そしてもちろん、出現してくれそうな鳥の見込みもつけます。やっぱり、かわいらしさ一番のエナガはぜひ姿を見せて欲しい鳥です。
そして、こちらは誰もが知っている野鳥のスズメですが・・
いつも見慣れていてまったく珍しくもなんともないはずのこのスズメを、スター級に押し上げてしまう「仕掛け」を用意しています。さてその仕掛けについては、本番のご報告の時に種明かしします。
そして、野鳥は必ずそこにいるとは限らないため、植物もよくチェックをして、保険をかけておきます。この河原のいかつい植物、サイカチの場所も要チェックです。
なんというインパクト!拷問具か!というようなとげが幹全体に散りばめられています。
こちらは鳥に負けないくらいの飛翔体である、ガガイモの果実です。
種子には大きくふわっふわな綿毛が付いています。風が吹いて今にも飛び出しそうになったので、少し待っていたら・・・飛びました!
青空高く、どこまで飛んでいくのでしょうか。
飛ぶ種子と言えば、こちらも。キササゲの鞘です。きれいに種子が並んでいます。
これの一つを取り出してみると・・
機能的な種子ですね。
こんなことも織り交ぜながら、自然観察を楽しんでいただこうと考えています。