小さなマネキグモ

写真は、マネキグモの幼体です。

体の大きさは、足先まで含めて2mmくらい。
まるで踊っているように見えますが、実は両方の第1脚で1本ずつ糸をつかみ、第4脚2本で1本の糸を保持しています。この「Y字」スタイルは、大人になってからと同じ、獲物を待ち受けるポーズです。
小さいので、なんとなく可愛らく見えてしまいます。

そして、こちらは第1脚、第4脚とも1本の糸を持っている、まっすぐにのびたポーズ。
この姿勢でも、獲物を待ち受けます。

もはや、糸にひっかかったゴミにしか見えません。いつもながらほれぼれしてしまう擬態です。
5月にこの場所で成体を見かけたので、その子どもでしょう。
このまま無事に成長して、たくさんの成体を観察できるようになるのが楽しみです。

 

 


2018年5月25日に見かけたマネキグモ(メス成体)どこにいるかわかりますか?

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