いつも色々な昆虫が集まってくるクヌギの木。
ふと気がつくと見慣れないハチが。
チャイロスズメバチです。
腹部は黒くて縞模様はなく、頭や胸も赤茶色をしているという、ちょっと見た目が変わったスズメバチです。
生態も変わっていて、モンスズメバチやキイロスズメバチの巣を乗っ取って、相手の働きバチに子育てを手伝わせて繁殖します。
この特殊性があるためか比較的珍しいスズメバチと言われており、市内での記録はなく、神奈川県内でもほとんど例がありません。
ここ数年、博物館周辺ではキイロスズメバチを見かける事が増えた印象があります。もしかしたらチャイロスズメバチにとって、住み良い環境が整ってきているのかもしれません。
ただ、いくら珍しいと言っっても強い毒を持つスズメバチの仲間です。
見つけてもむやみに近づいたりしないように気をつけてください。