紅と白銀 箱根の野鳥観察会

11月29日(金)、箱根仙石原で行われた富士箱根伊豆国立公園「箱根地域自然に親しむ運動 箱根の冬鳥観察会」のお手伝いに行ってきました。前日まで1週間続いた雨天から、表裏をひっくり返したような快晴となりました。紅葉も真っ盛り。

イロハモミジの紅葉

どこを見てもこんな色合いが目に飛び込んでくる中、足もとの落ち葉には前夜の雪が残り、木々の枝についたキノコは霜をまとっています。

アラゲキクラゲの仲間?霜をまとったキノコ

参加者のみなさんの視線の先には・・

前夜、仙石原より上は雪でした

雪をかぶった冠ヶ岳(標高1,409メートル)。仙石原から見ると、左後ろから見た熊の大きな背中と頭のように見えることから「熊さん」と呼ばれ親しまれています。

背後(左側)から見た熊さん(冠ヶ岳) シロクマ?!

快晴で鳥たちの動きも活発でした。マヒワの群れが上空を飛び、シジュウカラを中心とした混群もあちらこちらで参加者を楽しませてくれました。
お昼のお弁当を食べながら上空を見ていたら・・

ハイタカの飛翔

ハイタカ(メス成鳥)が青空をバックに舞い上がります。最後は小さな点のようになって見失いましたが、どれくらいの高さまで上昇していったのでしょうか。
最後にはキャンプ場のイロハモミジの紅葉の中でエナガの群れを堪能しました(ガイドをしていたので写真はありませんが・・)。

紅葉の木漏れ日の中でエナガを観察

肉眼で見える距離で、枝にぶら下がったり、細い枝にとまって葉裏をつついたりと、あまりのかわいらしい動作で、参加者のみなさんの心を鷲づかみ(小鳥なのに・・)されてしまいました。
紅葉と白銀とかわいい野鳥たち。これ以上はないというシチュエーションの野鳥観察会となり、参加者のみなさんと箱根の晩秋を楽しむことができました。

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