相模原市立博物館の向かいにあるJAXA相模原キャンパス(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)は、日本の宇宙科学研究の拠点として、様々な人工衛星や探査機、ロケットの開発・運用などを行っています。また、キャンパス内には見学ができる宇宙科学探査交流棟があり、宇宙科学のあゆみ(年表・資料)、ロケットの部品やエンジン、「はやぶさ2」の実寸大模型、将来の探査計画が分かるパネルなどを展示しています。屋外にはM-Vロケット(実機)やM-3SⅡロケット(模型)も見ることができます。
最先端の宇宙科学研究を支える様々な施設や設備がある中で、キャンパス内のデザインにも注目してみましょう。施設入口の正門は、ある自然現象をモチーフに作られています。
よく見ると門が何やら波打っていますが、この形から皆さんは何を想像しますか?
これは”オーロラ”をモチーフにしているそうです。
他にも、正門から入るとすぐに見える研究・管理棟の前には、“銀河の流れ”と題した、小山やスロープ状の構造物と植栽があります。小山は銀閣寺の向月台(こうげつだい)を模したもので、スロープは植栽が宇宙の闇に例えられ、その間を生命の起源である水を湛えた銀河が流れている様を表しているデザインとのことです。そこには1本の大きな桜の木があり、春になると写真のような美しい姿を見ることができます。
新たな宇宙への可能性を切り開いているJAXA相模原キャンパスへ皆さんも訪れて、宇宙への夢を感じてみませんか?その際はぜひ、すぐ近くにある相模原市立博物館も見学に来てくださいね。
〔※〕新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、宇宙科学探査交流棟の見学は事前予約制となっております(2021年7月時点)。詳しくはこちら(宇宙科学探査交流棟HP)をご覧ください。
・このかるたは、当館のボランティア市民学芸員が2017年に制作したものです。
・貸出しの詳細やその他このかるたに関心のある方は、博物館までお問い合わせください。(042-750-8030)
*貸出し使用時には感染症予防のため、事前・事後の手洗い・手指の消毒などを必ず行ってください。