2月16日、緑区の相模川の河原へ行きました。河川敷のあちこちで、梅が満開となっていました。
梅の咲く季節は、ヤマアカガエルの繁殖期です。河川敷の水たまりに、新鮮な卵塊(らんかい)がありました。卵を包むゼリーが透明で形も整っているので、この数日以内に産卵したようです。
エナガが枝にとまって、何かに狙いを定めていました。
食べ物を狙っていたわけではなく、枝についている蛾の繭(まゆ)を引っぱっていました。繊維を取り出して、コケ類などの植物素材と絡み合わせて巣材にするのです。
つまり、エナガはもうすでに巣を作り始めているということですね。不思議なことに、博物館周辺の樹林ではまだ10羽前後の群れで行動し、巣作りは始まっていない様子です。これは毎年同様の傾向で、河原の方が、半月くらい繁殖期が早いようです。
上空ではノスリが旋回していました。
そろそろ移動を始める冬鳥もいて、河原は再び慌ただしい季節を迎えようとしています。