4月21日、市内の相模川へ行きました。毎年エナガが繁殖している場所なので、今年もちょっと期待していたのですが・・・いました!
エナガの巣立ちビナです。エナガは1回の繁殖で10羽前後のヒナを育てます。そして、巣立った直後のヒナはいつも一緒にいて、しかも、なぜかピッタリくっつきあって親の給餌(きゅうじ)を待つことが多いのです。ふつう、野鳥は巣立って以降は個体同士が一定の距離を保ち、くっつき合うことはほとんどありません。しかし、エナガやメジロはこうしてよくくっつき合います。
エナガの巣立ちビナがこうしてくっつき合っている様子を、バードウォッチャーは「エナガだんご」などと呼んでいます。
8羽のヒナが、最初のうちはそれぞれ3羽、3羽、2羽と3つのだんご作っていたのですが、そのうち合わさって7羽がくっつきました(1羽は少し離れた枝で休んでいました)。
しばらくこの状態でずっとくっついていて、中には眠っているヒナもいます。姉妹兄弟でくっつきあって安心しているのかもしれません。
また、少し離れた場所では、別の家族の成鳥2羽が交尾をしていました。
おそらく、タイミングから考えると1回目の巣が外敵に襲われるなどして途中で失敗し、2回目のチャレンジなのでしょう。次は無事に巣立つようにと祈りながらシャッターを押しました。