7月7日、市内緑区でカエンタケが出ているとの情報があり、調査に行ってきました。丘陵地の遊歩道の真ん中に、真っ赤なカエンタケが出ていました。
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カエンタケ
形は様々なで、大きなもの(と言っても高さ5センチメートルほどですが)人の手のひらが地面から突き出たようにも見えてちょっと不気味です。このキノコは猛毒で、食べると死に至ることもあるそうです。また、触れただけでも激しい炎症を起こすことがあると言われる危険なキノコです。
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カエンタケ
事故があってはいけないので、今回見つかったカエンタケはすべて採集し、博物館の標本にすることにしました。
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コナラの根から4株見つかりました
アリがカエンタケの上に登っていましたが、アリは触れても問題無いようですね。
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アリがカエンタケに登っていました
ちなみにカエンタケは、かつてかなり珍しいキノコでした。それがここ数年、県内でもあちこちで見つかっています。どうやら、ナラ枯れと関連があるようで、ナラ枯れ病に侵された樹木について出ています。今回のカエンタケも、ナラ枯れ病のコナラの根から出ていました。今後、市内の緑地で頻繁に見られる可能性があります。このようなキノコを見つけても絶対に触らないよう、お気を付けください。