博物館お隣の樹林地に、白くて華奢(きゃしゃ)なつぼみがついていました。つる植物なのですが、このつぼみは、昼間は開きません。
夜、真っ暗な中でこんな風に開きます。
カラスウリの花です。レースをまとったような独特の花は、昼間のつぼみからはちょっと想像できない豪奢(ごうしゃ)な咲き姿で、女王と呼びたくなります。ちなみに、カラスウリはその名のとおり、ウリの仲間です。晩秋に実る果実は、目の覚めるような朱色で、紅葉にも負けない華やかさです。
夏の夜の自然観察は、カラスウリのほかにもいろいろと見どころがあります。これから少しずつこのブログで紹介していきたいと思います。