こんにちは!地質分野の実習生です。
今日(9月8日)は相模原市南区の原当麻駅付近に行き、地層の観察と採取をしました。
この野外実習では、博物館資料として火山灰と礫(れき)を採取しました。
原当麻駅から当麻山(たいまさん)公園、子の神坂(ねのかみざか)、笈退(おいしゃり)の泉、無量光寺(むりょうこうじ)へ行きました。
相模原を構成している段丘の中の2つの段丘とその段丘崖(だんきゅうがい)を観察しました。
資料採取は崖に登って、鎌とスコップを用いて目的の火山灰や礫の採取を行いました。
露頭(ろとう)は道路沿いで見られることが少ないので、補装されていない道や道なき道をたくさん歩きました。
蚊やスズメバチに悩まされながら歩いた先にあったのは、涼しい湧き水。
一遍上人(いっぺんしょうにん)ゆかりのこの湧き水が、どんな地層を通って私たちの前に出てきたのか、実際の地層を見ながら考えられる有意義な時間になりました。
合計7つの地層・湧き水をめぐって、みんなへとへと。たくさんの実物資料と写真を集めることができました。この資料をもとに、私たちはこれから展示を作っていきます。9月17日から展示が始まる予定なので、ぜひ見に来てくださいね!