9月13日、真夏に緑区のある林道で実施した絶滅危惧植物調査の追跡調査を行いました。
その絶滅危惧植物とは、キセワタです。神奈川県内でも自生地が数カ所しか残っておらず、また、不安定な立地に生育することが多いことから、開花状況を再調査しました。
嬉しいことに、前回、つぼみをつけて伸張中だった株がしっかり開花していました。
前回は猛暑の中、しかも朝方の雨が上がってからの晴れだったため、湿度マックス、ヤマビル祭り!の道を通らなければなりませんでした。しかし、この日はからりと晴れて、ヤマビルには出会わずに済みました。それでも残暑は厳しく、たくさんの汗をかきました。キセワタの写真を撮影していると、上空から「ピィー」と強い鳴き声がします。見上げると、ハチクマでした。
おそらく渡りの途中と思われます。秋の渡りの季節の到来を感じさせてくれました。
林道沿いではイタドリの花が満開です。
小さな花ですが、よく見るとかわいらしい花です。
キハギも咲いていました。
こんなに暑くても、季節は着実に秋へと向かっています。