昨日はマネキグモの卵のうを紹介しましたが、今日はこれ。
一瞬、なんだ葉っぱじゃん、と思いますが、何枚かが糸でつづられています。
こういうものを見つけると、無性に中身が見たくなる性分。職場に持ち帰ってゆっくり確認することに。
開いてみると…
そして、葉っぱのつづりの中には卵のうがありました。卵が20個近く透けて見えます。さっきのクモは、これをガードしていたんですね。
卵のうをガードしたり、持ち歩くクモは結構います(昨日紹介したマネキグモもそうです)。なんとなく「下等な生き物は生みっぱなし」みたいな先入観がありますが、実はそうでもないという事がわかります。
さて、それがわかったところで卵のうは野外にかえして…とはいきません。ちゃんと母グモと一緒にして、ふ化するまで保護する事にします。相手は生き物、それ位の気づかいはしてあげたいと思います。(学芸班 木村)