4月16日の夜は、雲が多めの空模様でしたが、令和5年度の第一回目の「ナイトプラネタリウム&観望」を無事に開催することができました。
(画像は天体観測テラスや天体観測室の様子)
天体観望では一時的に雲で天体が見えないこともありましたが、ベテランスタッフと市民ボランティアさんの臨機応変な対応で、天体観測テラスでは金星・M44(プレセペ星団)・シリウスを、天体観測室では、かに座のイオタ星(二重星)などを観測することができました。
「あれ~。見えない?」
「わ~、見えた見えた」
「色の違いがきれい!」
歓声と笑顔にあふれた観望会になりました。
プラネタリウムでは春の星空解説と4月のテーマである「消えた星座たち」についてたっぷりお話を聞いたので、そのお話を思い出しながら見る夜空はまた格別だったのではないでしょうか。
さて、博物館では開館当初から「星空観望会」を開催していましたが、感染症拡大の影響により、令和2~3年度にかけ、約2年間もの長きにわたり、休止せざるを得ませんでした。(正確に言えば令和3年は4月のみ開催はできたのですが、雨天のため観望ができませんでした)
そこで、コロナ禍であっても実施可能な形態を検討した結果、昨年度からは、40名と定員を絞りつつ、月に一度、閉館後の時間にプラネタリウムを投影し、その後に星空観察を行うという形で開催しているのが「ナイトプラネタリウム&観望」です。
通常のプラネタリウム番組「星空さんぽ」をご覧いただき、天候次第ではありますが、その後は天体観測テラスなどで星空を眺めます。
この形で実施することとなった令和4年4月分は、定員が以前の星空観望会よりもずっと少ない40名ということもあり、受付開始後、1~2日で満席となりました。
令和4年5月分以降は、受付開始後数十分、あるいは数分で満席となり、受付をお願いしている市のコールセンターの電話がつながりにくくなるような事態となるに至り、夏以降は先着順ではなく、抽選方式を採用することにしました。毎回、定員の数倍から多い時で10倍ものお申し込みをいただき、まさに参加が「狭き門」となり、お断りするのが本当に心苦しい状態でした。
そこで、できるだけたくさんの方に参加していただけるように、感染症の状況をにらみながらではありますが、令和5年度からは、一回の定員を昨年度の二倍の80名に、また、月に2回実施するという方式で開催することとしました。
また、昨年度はプラネタリウム番組観覧に観望がついてくる、という形でしたが、今年度からは観望会のみの参加も可能です。
令和5年4月分のお申し込みの状況としては、初回の16日は全参加者のうちの半数強、2回目の29日はプラネタリウムの定員いっぱいの60名様のご観覧のお申し込みをいただいています。
5月分のお申し込みの受付は4月20日の午前9時30分からです。
(広報さがみはら令和5年4月15日号より)
詳しくは博物館ホームページのこちらをご覧ください。
より参加しやすくなった「ナイトプラネタリウム&観望」、みなさまのお申し込み、ご参加をお待ちしております。