博物館の中庭に植えられているエビネが満開です。
開館当初から連綿と咲き続けてきたエビネですが、株が増えるように花後に花径(かけい)を引き抜いていたところ、徐々に増えてきました。
そして、不思議なことに、輪を描くように増えていったのです。
来週前半くらいまでは見ごろが続きそうです。特別展示室前のベンチ付近から、中庭のガラス越しに見ることができます。
そして、おそらく来週あたりには、エビネのすぐそばではカザグルマの花も咲きそうです。下の写真は、駐車場の一画に植えたうちの1輪で、ひと足先に咲いたものです。
さらに、お隣の樹林地の一画で(残念ながら、一般の来館者の入れないエリアですが)、キンランが咲きました。
少し暗い林内で、灯(ともしび)のように咲く姿がとても美しいですね。
春の花の開花が加速しながら進んでいます。
(生物担当学芸員)