4月6日、今年度の第一回目となる、臨時の生きものミニサロンを実施しました。テーマは、「踏まれそうなフデリンドウ保全大作戦!」です。今年はソメイヨシノと同様に、少し開花が遅れていたフデリンドウが、やっと開花しました。
しかし、ある程度明るい場所を好むフデリンドウは、樹林地内でも少し開けた遊歩道沿いの、踏まれてしまいそうな場所にも開花してしまいます。そこで、咲き始めのこの時期に、そうしたフデリンドウのまわりに小さな杭を立てて保護します。
臨時で生きものミニサロンを実施したのもこのためで、今回の参加者のみなさんにこの重要なミッションをお願いしました。はじめは小さなフデリンドウがなかなか見つからないのですが、目が慣れてくると次々と見つけられます。
最後に見つけたのは、開花前のつぼみです。
ここにもしっかりと杭を立ててもらいました。
これから2週間ほどがフデリンドウの見ごろです。
博物館へご来館の際は、バス停近くの植込みの中にも咲いていますので、ぜひご覧ください。
次回の生きものミニサロンは、4月20日(土)12時からです。お気軽にご参加ください!
(生物担当学芸員)