梅雨目前ながら青空の広がる6月11日、博物館の前庭ではオカトラノオが咲き始めました。
数年前までは、建物に近い一角にひっそりとあっただけだったのですが、植栽管理などによって日当りが良くなったせいか、株数が増えて前庭の南側全体に広がりました。今日現在は、まだ通路から離れた群落の中心付近で咲いているだけですが、アプローチ(博物館の建物に向かって左側)をはじめ、通路沿いにも株があります。この週末くらいにはそちらも見ごろになるはずです。
ご来館の際には、「虎の尾」の名の由来となった、ゆるやかなS字を描いてカーブする独特の花穂の形をお楽しみください(咲き始めはまだカーブしていませんが・・)。
(生物担当学芸員)