今月上旬のブログ記事では、クロメンガタスズメというガの幼虫を紹介しました。
何頭もいた幼虫のうち2頭を館で飼育していたのですが、先週、ついに蛹になりました。
幼虫もかなりのサイズでしたが、蛹も大きくてとても立派です!
幼虫から蛹に脱皮する前に、「前蛹(ぜんよう)」という段階があるのですが、その段階の写真は撮影し忘れてしまいました。
代わりに…クロメンガタスズメと同じスズメガのなかまの前蛹(おそらくクチバスズメ)を紹介します。
この個体は先週、館のエントランス付近をうろうろしているのを来館者の方が発見し、持ち込んでくださったものです。
スズメガのなかまは土の中などで蛹になるので、土の代わりに水苔を敷いた容器で蛹になってもらいます。
器用に水苔を掘って整え、蛹になるための部屋を作っていますね。
そうこうしているうちに、クチバスズメ(?)も蛹になりました。
ならべると大きさの違いがよく分かります。
クロメンガタスズメとクチバスズメ(?)、どちらも羽化が楽しみです。
(動物担当学芸員)