じっくり見る探鳥会

1月26日、市内のある公園で探鳥会のお手伝いをしてきました。野鳥をできるだけ全員でじっくり見られるように実施時間に対してコースを短めに設定しました。
果たして今回は、いくつかの種類を全員で観察することができました。まず、歩き始めて目の前15メートルほどのところで10分くらい姿を見せてくれたのは、モズです。

最初に堂々と姿を見せてくれたモズ

見やすい枯れ枝にとまって下を注視しています。時々地上に下りては何かをつまんで食べていました。
続いてエナガです。茂みの中でしたが、群がしばらく私たちの目の前を動き回ってくれて、そのかわいい姿を堪能しました。

エナガを全員が間近で見ることができました

終盤になり、ジョウビタキのオスを全員で観察していたのですが、参加者の一人が「トラツグミってここにもいますか?」と尋ねてこられました。えっ!と驚きつつ確認すると、なんと樹林の中にいました。どこにいるかわかりますか?

この画面の中にトラツグミがいますが・・

答えは赤丸の中です。よく見つけてくれたものです。その方はトラツグミを見るのが今年の目標の一つだということで、探していたそうです。

答えは、赤丸の中です

背景が暗めに抜けるとわかりますが、落ち葉の上にいるとほんとうにすごい保護色でわかりにくいですね。

トラツグミも全員で観察できました

観察した野鳥の種数は12種と少なかったのですが、全員で観察した内容がとても充実していて、大満足の探鳥会になりました。
(生物担当学芸員)

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