2月1日(日)、当館地階の大会議室はたくさんのお子さまやそのご家族で賑わっていました。先日のブログでもお知らせしたとおり、「繭うさぎづくり」のイベントに参加いただいた皆さまです。
この日は初めて繭うさぎづくりに挑戦する参加者も多かったようですが、市民学芸員の指導のもと、それぞれ力作を完成させていました。定例ミーティング終会後に繭うさぎづくりを練習した成果が存分に発揮されています。
カッターを使用したり、少し難しかったりする部分は大人がサポートしつつ、塗る色や顔のパーツの配置などを工夫して、思い思いのかわいらしい繭うさぎが出来上がっていきます。
また、会場内では「カイコの一生」のパネル展示を行い、材料の繭がどのように作られているのかを写真とともに紹介しました。今回の繭も昨年初夏に当館で飼育したカイコが作り出したもので、卵をふ化させるところから生物担当学芸員がお世話をしました。飼育の様子はこのブログでご覧いただけます。(①、②、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧、⑨、⑩、⑪ ※繭ができる様子は⑧・⑨で紹介しています。)
今では市域に養蚕農家が残っておらず、あまり馴染みないのない方もいるかもしれませんが、江戸時代以降の相模原では養蚕がさかんに行われていました。
イベントをとおして相模原とカイコとのつながりやカイコのライフサイクルを知り、地域のことに興味を持っていただけると嬉しく思います。
(歴史担当学芸員)