6月末に剪定してすっかり丸坊主にした博物館のクワの木は、すでに新しい枝と葉を展開して青々としています。
おもしろいのは、こうして強く剪定した後に出る葉には、極端に切れ込みの大きな葉が多いことです。まるでカイコに食べられたような形です。
かと思うと、丸くてクワらしからぬ雰囲気の葉も出ています。
典型的なクワの葉だってあります。
一度に葉が失われると、その後出る葉の一部の葉面積を小さくして、そのぶんたくさんの葉をつけることで、リスクを分散しようということなのでしょうか。
いずれにせよ、1本の木でこんなに形の違う葉がついているというのもクワならではです。
さて、これだけ葉が伸びてくれば、次のカイコも4齢くらいまではこの木の葉でまかなえそうです。クワの再生力はすごいですね。
もうひとつ・・・、近くでマメコガネが交尾の体勢でとまっていました。7月から何度も写真を載せいますが、おもしろかったので再び・・。
雌雄そろって後ろ脚上げポーズ!
(キマッタ!)
(生物担当学芸員 秋山)