写真は、毎度おなじみのジョロウグモの網。画面の左上の辺りにメスの個体が写っています。
個体から右下のほうに向かって、ヨコ糸が張られていますが、途中、ぽっかりと空白の部分があるのが見えるでしょうか?
普通クモの「円網」は、タテ糸にヨコ糸をぐるぐると螺旋状に付着させてつくるのですが、ジョロウグモは左右に往復しながらヨコ糸を張ります。
このため、網を張り替えるときも、半分だけ張り替えたりできるのですが、この空白はその特徴の現れと言えます。
自分で壊して張り替えていたのか、何かの原因で破れたのを修復していたのかはわかりませんが、急に涼しくなった今朝、どうやらヨコ糸を張るのを途中でやめてしまったようです。ヨコ糸を張るガイドとなる足場糸はきれいに張られているので、いかにも「あきらめた」感じがします。
いよいよ、秋も本格化してきたようです。(学芸班 木村)
リンク
プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
-
最新記事
アーカイブ
カテゴリー
QRコード
タグ
企画展 (99) カイコ (92) クモ (78) 地質 (65) 歴史 (57) 講座 (46) JAXA (44) プラネタリウム (44) はやぶさ2 (41) ミニ展示 (38) 観察会 (37) 市民学芸員 (35) 星空情報 (32) フデリンドウ (28) 講演会 (28) ふるさといろはかるた (26) 野外調査 (26) 尾崎咢堂 (25) 実習生 (25) 吉野宿ふじや (24) 尾崎行雄 (24) 学びの収穫祭 (24) ジョロウグモ (20) 昆虫 (19) 紅葉 (18) キアシドクガ (18) ワークショップ (18) エナガ (17) はやぶさ (17) 尾崎咢堂記念館 (16) 考古 (16) 大河ドラマ (16) 絶滅危惧種 (16) 外来種 (14) 学習資料展 (13) 民俗 (13) 石 (12) クワコ (12) カワラノギク (12) 臨時休館 (11) がろあむし (11) ミズキ (11) 雨 (10) 冬鳥 (10) 脱皮 (10) キビタキ (10) 舘野鴻 (10) 徳川家康 (10) どうする家康 (10) 相模川 (9) メジロ (9) 展示解説 (9) 実習 (9) ヒレンジャク (9) 出張授業 (9) 議会政治の父 (8) 和田義盛 (8) ヌルデ (8) カラスウリ (8) 自然観察会 (8) コブシ (8) カントウタンポポ (8) 相模原ふるさといろはかるた (8) ゲンジボタル (8) カザグルマ (8) 探鳥会 (8) 羽化 (8) 幼体 (8) ボランティア (8) クイズラリー (8) 徳川四天王 (7) 麻布大学いのちの博物館 (7) 憲政の神様 (7) 横山党 (7) クサギ (7) 眠 (7) カメムシ (7) 冬芽 (7) アブラゼミ (7) セミ (7) スタンプラリー (7) クリスマスリース (7) カルガモ (6) エビネ (6) 特定外来生物 (6) 生物分野 (6) ヤマユリ (6) 繭 (6) 擬態 (6) 津久井城 (6) 雪虫 (6) 抜け殻 (6) 特別公開 (6) センサーカメラ (6) 休館日 (6) ビロードツリアブ (6) 蔟 (6)メタ情報