昨日、5月9日は市内のある緑地に野生ランの開花状況を見に行きました。
ここは地元の方が毎日毎日見守り、株をチェックしてくれている場所です。すべての株に札がつけられ、毎年の開花株数がカウントされています。
キンラン、ギンラン、ササバギンランと、ふつうは悲しいことに、人が出入りできる場所に生えていれば、咲くそばから盗掘されてしまう花たちです。でも、ここではそこかしこにたくさん咲いていました。
こんなりっぱなキンランの株、なかなか見ることはできません!
野生ランだけではありません。偶然見つけたホタルカズラ。これも市内ではなかなか見られなくなってしまった野草です。
地元の方の愛情によって守られ、すくすくと育つ美しい花々を見て、ほんとうに心が和みました。
さて、博物館のカザグルマ、次々と開花しています。
今、咲いているのが11個、これから開花するつぼみが20個ほどあります。見頃はこれからです!!
(生物担当学芸員 秋山)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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