ミニ観察会終了!

本日予定していた4回の「博物館のまわりのミニ観察会」が終了しました。たくさんの方にご参加いただき、特に13時と14時は30名以上とこれまでにない人数でした。
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じっくり観察できないものもあったかもしれませんが、ふだん、あまり注目されない生きものばかり扱ったので、参加されたみなさんの反応がとてもよく、担当者としては嬉しい限りです。
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朝のブログ記事で予告した白いふわふわしたもの。これは、クワの木につくクワキジラミの幼虫です。カメムシ目の昆虫で、おしりからろう質の物質を出してかたまってとまります。虫めがねで一所懸命見てくれているその先にいるのが、下の写真です。
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キュウリグサの花は、拡大写真を示して参加者のみなさんに探していただきました。その小ささに驚くとともに、ニオイをかいでいただくと、お子さんからすかさず「キュウリみたいなにおい」という声が。子どもの感覚は素直で鋭いです。
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下の写真は樹林でバードウォッチングをしていますが、この時も、肉眼でムクドリを見ていた子が「くちばしがオレンジ色!」と声をあげてくれました。そう、図鑑でもムクドリの解説には識別点として、必ずくちばしの色が紹介されます。目の良さに脱帽です。
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参加者のみなさんのすばらしい反応のおかげで、こちらもとても楽しく観察会を終えることができました。ご参加いただいたみなさま、大変ありがとうございました。
(生物担当学芸員 秋山)

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