長い雨模様のお天気の後に、いきなりの酷暑です。
私たち人間には少々きつい天候ですが、植物たちにとっては生長するのにこの上なく良い条件です。そんな中、博物館お隣の樹林地では濃くなった緑の中に小さな花が咲いています。
遠目には花があるのか無いのか分からないような大きさです。でもこれ、ちゃんと咲いています。
ハエドクソウ(ハエドクソウ科)です。小さいながら見事な造形美です。
ほかにも、ヌスビトハギ(マメ科)も小さいながら、しっかりとマメ科特有の左右対称の花をたくさん咲かせています。
梅雨明けも近いのでしょうか。植物がホップ、ステップの後の大ジャンプをしそうな勢いで伸びてきています。
(生物担当学芸員 秋山)