今月はじめにこのブログでご紹介した、栽培中のカワラノギクに寄生したアメリカネナシカズラがどうなったかというと・・。
やってくれました。今年咲くシュートを見事に茶色く枯らしてくれました。しっかりと吸着根をくいこませて・・
そして、寄生植物が我が身もろとも宿主(ホスト)を枯らせていては元も子もありません。ホストが枯れると同時にしっかりと開花、結実しています。
通常、アメリカネナシカズラの花期は夏の終わりからですが、ホストの条件が悪くすでに枯れてしまうというような状況によっては、こうして開花結実を早めます。お見事な生き様ですね。
ちなみに、このカワラノギクはすでに枯死していますが、別株を大事に育てているのでご心配なく・・。
(生物担当学芸員 秋山)