今日の「あかつきトークライブ」のタイトルは、「金星探査機『あかつき』のこれまで 総復習!」。
講師は、大月祥子さん(専修大学准教授)。
「あかつき」のIR1カメラ担当で、このトークライブの企画・牽引役となっている方です。
講演の内容は、金星について、金星探査の歴史、そして「あかつき」の目的、機体構造と、まさに「総復習」。
非常に勉強になりました。
ついに、企画したご本人の登場となったためか参加者数も多く、100人を超えました。
お天気の悪いなか、ご参加頂きありがとうございました。
記念撮影もずいぶん横長に…
そういえば、この記念撮影の瞬間「プラネット~」という掛け声に合わせてみなさんが「シー!」と答えて「チーズ!」の代わりにしているのですが、今日は担当の私がぼんやりしていて「ミューゼス~」と言ってしまい、図らずも笑いをとってしまいました。すみません(でもさすが「あかつき」トークライブ。だれも「シー!」とは言いませんでした)。
今日の「あかつき君」と「ちょこつき君」。夏祭りバージョンです。
記念撮影後の実験は村上真也さん(宇宙科学研究所)、榎本孝之さん(総合研究大学院大学)による「回転水槽実験」。
円形の水槽に温度の高い水、その中にケーキの焼型に入れた常温の水、さらにその中に空き缶に冷たい水を入れ、入れ子上にしたものを回転テーブルの上で回転させます。
すると、対流とコリオリの力により、一番外側の水槽の中に蛇行した流れができるのです。まるで地球大気のジェット気流のようです。
実験装置にカメラが付いていて、水槽の様子をスクリーンに映し出して観察するしくみになっています。
「金星のスーパーローテーションも『あかつき』によってメカニズムが解明されれば同じように再現実験ができるでしょう」という言葉が印象的でした。
恒例のランチタイムも非常に盛況でした。
実はこの「あかつきトークライブ」、次の第20回が最終回となります。
12月7日に、いよいよ金星周回軌道への再チャレンジを控えているためです。
ちょっぴりさびしくなりますが「金星探査機『あかつき』応援企画」と銘打っていますので、いよいよ応援にも熱がこもります。
次回は10月24日(土)午後13時30分~です。どうぞご参加下さい!(学芸班 木村)