小石丸4齢

カイコの在来品種、小石丸は順調に育っています。
掃き立て(ふ化後、蚕座に移してクワをあげ始めること)から12日目、ほとんどの個体が4齢に脱皮しました。

脱皮当初は頭ばかり大きく見えるのですが、上の写真の個体はすでに脱皮から1日以上経っていそうです。眼状紋のある胸部がぼこっと膨らんでいるからです。
脱皮して食べまくって数日経つと、胸部も腹部もパンパンになります。それでも頭の大きさはほとんど変わらないため、相対的に頭が小さく見えるようになります。
そして眠に入り、頭の真ん中に割れ目が入り、終齢である5齢に脱皮・・
ばりばりと勢いよくクワを食べるようすがまもなく見られそうです。
(生物担当学芸員 秋山)

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