カイコの授業 1年生

今日は市内の田名北小学校へカイコの授業に行ってきました。今回はなんと1年生の授業です。
博物館で在来品種を育てていることを人づてできいたカイコ好きの先生から熱望され、一方で博物館ではちょっと手に余る数を育てていたのでこれ幸いとご提供し、授業も、ということになりました。

1年生なので、カイコという生きものに興味を持ってもらうようカイコのかわいらしさや、ふしぎな性質などを中心にお話ししました。また、食べるクワの葉の形のおもしろさなど取り入れたのですが、ちょっと難しいかなと思いきや、そんな心配は無用でした。1本の木から採集したさまざまな形の葉っぱをラミネート加工したものを見せると、「えーーっ!」「うっそーーっ!」とすばらしいリアクション。

それから、上の学年になるにつれて増える「虫は絶対ニガテ」という自我がまだあまりないせいか、成虫の写真のかわいらしさに目がハートマークになっている子がたくさんいたのが印象的でした。
授業終了後に、自分が担当しているカイコのことが心配で質問に来てくれた生徒さんもいました。

こちらが想像していたよりもはるかによく内容を吸収してくれたようで、楽しく充実した授業になりました。
ところで、博物館の小石丸、ぞくぞくと繭をつくりはじめています。これぞ、真正の「くびれ繭」です!

まだまだモリモリ食べている交雑品種もいて、クワの葉の調達とまぶしの用意などで大忙しです。
(生物担当学芸員 秋山)

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