紅葉情報 石老山

今日は植物調査会のみなさんと緑区の石老山へ行ってきました。植物相調査を行いながら今年の紅葉の状況も見てきたのでご報告します。
石老山と言えば、巨岩、奇岩の山です。登山道沿いのあちらこちらにビックリするような大きな岩が点在します。

標高の低いところでは、早い時期にしっかりと紅葉するウルシのなかまが美しく色づいています。ツタウルシです。

若葉の頃はもっとも危険な植物なのですが(ウルシ科植物の中でも一番ひどくかぶれます)、紅葉は本当に美しいですね。
登山道を進むと、さすがはカエデです。ウリハダカエデが本領発揮と言わんばかりに紅葉しています。

標高600m付近から出現するイヌブナも、純度の高い黄葉です。

山頂で記念撮影。

スギの幹には、刮目しているお目々がありました!

下山途中にふと道路脇を見ると、こんな色にも出会いました。ゴールド!

こちらはヘクソカズラという不名誉な和名がつけられていますが、花といい、果実といい、とても美しいつる植物です。
さて、今年の紅葉ですが、少し早めに進んでいます。そして、色合いは全体的に見るとちょっと鈍い感じです。低温と晴天が繰り返すことで紅葉は美しくなりますが、その点で今年はちょっとその振幅が弱いようです。
冬将軍のこれからの活躍に期待しましょう!
(生物担当学芸員 秋山)

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