上から雲観察

先日飛行機に乗ったとき、窓際の席だったので雲観察をしました。上から見る雲観察です。
関東上空は雨模様だったので、層積雲や層雲の雨雲を突き抜けました。まだジェット機の巡航高度である10000mまで達していません。それは雲との位置関係からもわかります。

雨を降らせている雲も、上から見ると真っ白。あたりまえですね。雨雲がねずみ色なのは、太陽光が雲の下面まで届かないほど厚いからです。上面は太陽光が反射しているので白くなります。
西へ進むにつれて雨雲が切れ、もっと高い空にできる高積雲が広がっています。下から見れば羊雲かな・・。このときはすでに上空10000m付近です。巻積雲が流れる高度ですし、積乱雲の雲頂はこのあたりにできていると思うと、やっぱりダントツで高い雲ですね。

さらに進むと高積雲も切れてなくなり、2000m以下の低い空にできる積雲の並雲や扁平雲が見えてきました。

南西諸島に入り、徐々に高度を下げて並雲に突っ込みます。雲好きにはたまらない瞬間です。

下の写真は翌日ですが、同じような空でした。

並雲や断片雲が散らばる広い空は、平凡な雲模様ですが大好きな空です。
(生物担当学芸員 秋山)

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