今日は横浜の県民センターで「丹沢大山国定公園50周年記念フォーラム」が行われました。
会場は200名の定員がほぼ満員!
関東大震災で大規模な崩落がたくさん起きて、戦後の拡大造林、並行して昭和30年代の丹沢登山ブーム以降、丹沢の自然環境はそれをとりまく社会情勢と無縁ではいられませんでした。
今、私たちが県民の財産として丹沢の自然にどう向き合うのか、改めて考える機会となりました。ボランティアや大学、NPOなどさまざまな形で丹沢を調べる人たちのポスター発表もあります。
パネルディスカッションでは、研究者、登山関係者、博物館学芸員などさまざまな立場のパネラーがそれぞれに丹沢の諸問題とこれからの課題、未来への展望を語りました。
丹沢の北半分が相模原市域です。博物館は丹沢の問題を市民の問題として受け止める地盤を作っていかなくてはいかなければと改めて思いました。
(生物担当学芸員 秋山)