兵庫で研修

今日は兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)で「自然史標本情報の発信に関する研究会 フリーソフト「R」を使った自然史情報の統計処理入門」というタイトルの研修会があり参加しました。

いかめしいタイトルですが、膨大な自然史標本データを扱ううえで膨大な無料パッケージプログラムが公開されている統計処理ソフトのRの活用は大きな可能性を広げてくれます。
統計学のエキスパートによる研修は、大学の統計学の半期分の講義に相当するような高度なものでした。正直、後半は用語を理解するだけで精一杯でしたが、生物学に必要な統計の世界を概観できる得がたい機会となりました。
研修の後は、ひとはくの収蔵システムと収蔵庫の見学です。

それぞれの現場でさまざまな苦労を背負っている人たちなので、まなざしも真剣です。
そして、学芸員にとって他館の収蔵庫はまさしくお宝のデパートです。

いくらでも時間をつぶせますが、そうもいかないので自制心を働かせて終了。
このあとも、普段なかなか交流する機会の無い同業者のみなさんと親交を深めました。
明日からの仕事の財産を蓄えることができました。
(生物担当学芸員 秋山)

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