プロのワザ

今日は動物標本クラブの活動日でした。そして昨日に引き続き、初夏の展示の準備も並行して行いました。
これは、トラツグミの翼を、それぞれの部位の羽の形がわかるように台に貼り付けようとしているところです。

今日も参加してくれた標本師Aさんのアドバイスがずばりと効いて、一枚一枚の羽の並びが自然になるように、そして翼の立体感が失われないように仕上がりそうです。
そのアドバイスとは、翼の中の骨や腱の位置関係をしっかりと整えて固定することです。これがプロのワザなのだと唸ってしまいました。しっかり乾燥して標本が仕上がったら、このブログで公開します。
また今日はAさんが骨格模型を作るときの型を見せてくれました。

それぞれの動物種の形態的な特性に合わせて、とことんまで精緻に作り上げようとする心意気に圧倒されました。
プロの仕事、すばらしいです!
(生物担当学芸員 秋山)

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