このところ、博物館の駐車場には野鳥がたくさん見られます。
特に目立つのがこの鳥、シメです。
美しい羽色です。頑丈そうな嘴が、種子食であることを物語っています。駐車場の地面に落ちているミズキなどの古い果実を食べているようです。
冬鳥のシメはいま、北帰行の途上に群れで行動しているようです。100羽以上がこの1週間ほど滞在しています。
同じように群で地上採餌しているのはシジュウカラです。
よく見ていたら、駐車スペースに張っているロープの隙間をよくつついていました。何をほじくり出しているのでしょう?
この時期に限りませんが、ムクドリも数羽から10羽くらいで行動しています。
人が近づくと周囲の木の枝に上がって小休止。
樹上といえば、コゲラもせわしなく幹をつついていました。
ほかにもキジバト、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、ハシブトガラスなどが駐車場を利用しています。週末で頻繁に人や車が出入りする場所ですが、その合間にたくさんの鳥たちが動き回っています。こんなところでもバードウォッチングできてしまうんですね。
(生物担当学芸員 秋山)