昨日の休館日と今日はお休みをいただいて、八王子で行われた公益財団法人日本自然保護協会の自然観察指導員講習会のお手伝いをしてきました。
お天気にも恵まれた二日間、みっちりと実習と講義を組み合わせたプログラムに、北は北海道、南は沖縄県石垣市から60名以上の方が参加されました。
「自然観察から始まる自然保護」を合い言葉に、自然のしくみを理解したり、自然への愛着を持つための理念、そしてさまざまな手法を紹介してきました。今回私が提示した新ネタは「どんぐり問題」。
自然に関わる活動をしている私たちにとって深刻で重大な案件であるこの問題・・・といっても、このネーミングは今朝の下見で思いついたものですが・・。受講者のみなさんにとてもウケました。どんな問題かは、いつか博物館でもご披露いたします。
平日開催だったためかふだんからこうした活動をされているベテランの受講者も多く、受講の成果を発表するミニ観察会では私も参考になるような斬新なアイデアがたくさんありました。そしてなにより、自然観察会がこんなに楽しいんだ!ということを再発見できました。
講師なんていう役回りではありましたが、たっぷり充電できた2日間でした。
(生物担当学芸員 秋山)