今日は小田原の県立生命の星・地球博物館で神奈川県植物誌調査会の役員会と総会が行われました。
いよいよ刊行までの具体的なロードマップが提示されている『神奈川県植物誌2018』に向けて調査最終年となるため、午後の総会はたくさんの会員が出席しました。
執筆や調査のチェック用に作成、配布された暫定的な分布図集には、1988年版植物誌の調査が始まった1979年からの膨大な採集データが「見える化」されています。この分布図集は非公開資料ですが、各分類群の執筆者全員がそれぞれ県内各地の標本庫を回り、標本のデータチェックや分類検討をしてブラッシュアップしていきます。
気の遠くなるような作業を進めていくことになりますが、全国的にも注目と羨望の的となる神奈川県植物誌を作り上げていく自覚を持って臨みたいと思います。
(生物担当学芸員 秋山)