今日は自然環境観察員制度の環境学習セミナーが相模原市環境情報センターで行われました。
午前中は植物部会のみなさんと、花ごよみ調査の考察会。
月1回集まって、センターのまわりの植物の開花状況を調べる調査です。私は参加していませんが、客観的な視点からどんな結果が見えてきたのか、みなさんと考えました。それにしても、何年にもわたって月1回集まって調査を続けることは、ほんとうに大変な労力です。調査されているみなさんに敬意を表します。
午後はセミナー本番。
今年の全体調査は市域全域を対象としたタンポポ調査です!20世紀に入ってすぐ、博物館で始めた市民参加調査を環境情報センターに引き継いでいただいてはや15年。これで実質的に4巡目となります。自然環境観察員制度の本丸といってよいでしょう。だからなのか、例年よりも参加者が多い!タンポポ効果でしょうか。そんな中私からは、タンポポの識別方法と調査の意義についてお話させていただきました。
今日から早速調査が始まります。在来タンポポ、外来タンポポ、そしてその雑種タンポポ。どんな結果が出るのでしょう?私も津久井地域の一部を担当することにしました。楽しみながらタンポポと向き合いたいと思います。
(生物担当学芸員 秋山)