博物館駐車場に植えてあるヤマグワの葉が瑞々しく展葉しています。太陽光をいっぱいに受けて、光合成真っ盛り!という感じです。
と、同時に葉の下側を見ると・・・
花(雌花)が咲いています。
「どこが花?」と言いたくなりますが、じつにシンプルな花です。子房と柱頭のみ。花弁はもともとありません。
近くに雄株を植えていないので、この木はあまり実りがよくありません。そのうち、隣に雄株を植えようと思っているのですが、この時期しか確かめようがないし、そもそも花を咲かせる株はそれなりに大きいので移植できるような株が見つからず、いつも植えそびれてしまいます。
ところで、中庭にはこんなつぼみが見られます。
山野草のスーパースター、エビネです。花茎を伸ばし始めるとあっという間に咲くので、週末には花が見られそうです。
そして、今満開で強い香りを放っているのは、ミヤマガマズミです。
残念ながら中庭は開放していないので、香りを楽しんでいただくことができないのですが・・純白の花はまだしばらく楽しめます。ご来館の際には中庭を探してみて下さい。自販機のある休憩コーナーの斜め向かいあたりにあります。
(生物担当学芸員 秋山)